破風板塗装にかかる費用とは？

破風板(はふいた)は、切妻屋根に取り付けられている部位で三角形の部分を言います。

あまり注目されない部分でもありますが、常に紫外線や風雨にさらされているため、定期的な塗装が必要です。

破風板塗装は費用もかかりますが、工夫次第ではトータルの費用を抑えることもできます。

破風板塗装の費用相場

破風板塗装にかかる費用の相場は、1平方メートルあたり800～1,500円前後です。

塗装そのものは決して高くありませんので、この単価であればあまり気にならないと思います。

ただし、破風板塗装をするためには足場を組む必要があります。

足場費用は塗装費用と別個で発生するため、その分も含めて予算を組むことが重要です。

破風板塗装の単価を考慮すると、足場費用は少々割高に感じてしまうかもしれません。

確かに費用の負担はネックになりますが、だからと言ってDIYによる破風板塗装は避けるべきです。

塗装に失敗するか、怪我を負うリスクがありますので必ずプロに依頼しましょう。

そもそも破風板塗装は不要と考えている方も、中にはいると思います。

確かに軽視されてしまいがちですが、破風板の塗装は不可欠と考えておきましょう。

破風板塗装は住まいの景観を守るだけでなく、雨漏りを防ぐためにも欠かせないのです。

塗料は防水性があり、内部に雨水が浸入することを防ぐ役割を担っています。

しかし、塗料は徐々に劣化していきますので、やがて防水性が低下し、本来の役割を果たせなくなります。

そうなると破風板から雨水が入り込み、雨漏りを引き起こす恐れがあります。

破風板そのものの劣化を抑制する意味でも塗装が重要です。

塗料が紫外線や風雨から破風板を守りますので、劣化を予防することができます。

破風板塗装の費用を節約したい方は、できるだけ外壁や屋根と同じタイミングで塗装すると良いでしょう。

外壁や屋根と同時に施工すれば、足場費用を浮かせることができます。

外壁・屋根塗装は、いずれも足場を組まなくてはいけません。

その都度足場費用が発生しますが、破風板塗装も同時に行えば、足場を組む回数は1回のみで済みます。

塗料の費用はかかってしまうものの、トータルで数万円の費用を節約できます。

浮いた費用は、塗料のグレードアップに使うことも可能です。

破風板塗装は非常に重要で、破風板の劣化を防ぐだけでなく雨漏りを防止するためにも必要です。

ただ、破風板のみで塗装を行うと足場の費用がかさむため、外壁や屋根塗装と合わせて行うと良いでしょう。