シングル屋根の塗装手順について
住宅の屋根材にはいくつもの種類があり、近所を見渡す限りでも様々な屋根を見ることができます。
一般的に瓦屋根やスレートなどが多く見られますが、その中にアスファルトシングル屋根と呼ばれる屋根材があります。
あまり聞きなれない屋根材かもしれませんが、最近はこのシングル屋根を使用する住宅も増えつつあります。
そこで、シングル屋根の特徴と、リフォームなどで塗装をする際の手順などについて解説します。
シングル屋根の特徴
アスファルトシングル屋根はアメリカでよく使われている屋根材であり、日本でも近年はマンション等を中心に戸建て住宅でも使用されるようになりました。
アスファルトをガラス基材に含め、石粒が表面に吹き付けられているのが特徴で、色的にも様々なバリエーションが存在します。
洋風の住宅だけでなく、落ち着いた和風の住宅にも合わせることができるため人気を集めています。
瓦屋根のように割れることもなければサビる心配もありませんが、強い風に弱いことが難点で、耐久性を維持させるために施工業者には技術力が必要とされます。
シングル屋根を塗装するタイミング
シングル屋根は割れたりサビたりすることもないのでメンテナンスは必要ないのではないか、と思われることもありますが、実際には時間が経てば劣化をします。
強風に弱いという難点もありますので、剥がれてしまったらすぐに補修工事が必要です。
アスファルトシングルの材質はガラス基材ですが、表面に吹き付けられている石粒は長年経つと劣化をしたり、台風などの強風のせいで落ちてしまうことがあります。
そうなると耐水性も維持できなくなりますので、屋根塗装などのメンテナンスを行いましょう。
シングル屋根の塗装の手順
シングル屋根を塗装する際には、まず最初に屋根に欠損している場所がないか確認をすることから始まります。
割れていることはなくても、屋根自体が柔らかいので浮いてしまうことがあるからです。
高圧洗浄で付着した汚れを落とし、乾燥してから下地調整を行います。
この時点で高圧洗浄で落ちなかった汚れをしっかり落としておく必要があります。
その後は下塗りを行い、上塗りを行い、縁切りと呼ばれる仕上げ作業をして完成です。
最後に
アスファルトシングル屋根は最近日本に入ってきた新しい屋根材ですので、メンテナンスは専門的な技術力のある業者に依頼することが大切です。
定期的にメンテナンスを施していれば、耐用年数は大体20~30年と言われています。
劣化をする前に、業者による定期的な点検を依頼するといいかもしれません。